マイホームを購入することになったため、私たちはZEHの注文住宅を選びました。理由は、人生でおそらく一度きりになるであろう住宅購入、自分達の理想の家を建てたかったのです。
メーカーさんとの打ち合わせで私が一番強く希望したのが地震に強い家ということです。数十年以内に必ずくるという巨大地震、その時家が命を守る城となってほしいと思いました。それをメーカーさんに伝えると、地震対策には耐震と免震があり耐震の方が建築費用がとても高くなっていました。他にもお金をかけたかったため、私たちは免震を選んで家を建てました。
さて、無事にマイホームを手に入れたあと早速地震を経験しました。そこまで大きくない震度3くらいだったと思います。主人は2階のリビングに、私と子どもたちは3階の寝室で寝ていました。夜中、地震で目が覚めたのですがとにかく揺れが激しく酔ってしまいそうなくらい揺れました。これは大きいぞ、と思い下の階にいる主人を呼びましたがテレビを見ながら眠ってしまったようで全く起きません。しばらくして地震が治まったので主人の様子を見に行くとまだ寝ていました。あんなに大きな地震でよく眠ってられるなと思いながらテレビをつけると震度3の文字。震度3であんなに揺れたことはそれまでありませんでした。
そんな経験はマイホームに引越してから何度もしました。そしてそれが免震だと経験して初めてわかりました。地震の揺れを緩和させるため、免震の建物はよく揺れます。そして上にいくほどよく揺れます。地震に強いことはよいのですが、あんなに揺れるとは思ってもいませんでした。ケチらず耐震にすればよかったと後悔しています。